書籍紹介

- 夢に輝く クムン・イルオジンダ
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- 安 英学(著)
- ¥972(kindle版)
朝鮮民主主義人民共和国代表として2010年ワールドカップをはじめ、数多くの国際大会でプレーしてきた在日コリアン・プレーヤー、安英学(アン・ヨンハ)。Jリーグはもちろん、韓国Kリーグでもプレーしてきた彼は、2012年夏から韓国のサッカー専門誌『FourFourTwo KOREA』でコラムを連載している。「クムン・イルオジンダ(夢は叶う)と題された同コラムは現在、連載から30回以上も超えている。本書はそんな連載コラムを一冊の本としてまとめた電子書籍だ。

- 橋を架ける者たち
──在日サッカー選手の群像 -
- 木村 元彦(著)
- ¥842(集英社新書)
吹き荒れるヘイトスピーチ、嫌韓反中本の数々……。後押しするかのように、行政もまた朝鮮学校へ相次ぐ差別的な措置を下している。しかし、我々はそこに生きる、ひたむきに何かに打ち込む若者の物語に耳を傾けたことがあっただろうか。強豪として知られる朝鮮高校蹴球部出身の安英学(アンヨンハ)、梁勇基(リャンヨンギ)、鄭大世(チョンテセ)……。スーパープレーヤーたちの物語から、彼らを取り囲む日本社会の今が見えてくる。サッカーで、差別は乗り越えられるのか。マイノリティに光を当て、選手たちの足跡を描ききった魂のノンフィクション。

- 祖国と母国とフットボール
ザイニチ・サッカー・アイデンティティ -
- 慎 武宏(著)
- ¥821(朝日文庫)
「蹴球は朝鮮の国技」と教えられる在日コリアンにとってサッカーは特別なスポーツだった。ある者は日本代表入りし、ある者は北朝鮮や韓国の代表となった在日コリアンサッカー選手。彼らをめぐる様々なドラマを、祖国=韓国・北朝鮮と母国=日本への思いを軸に描き出す。李忠成が日本代表として戦う覚悟、鄭大世が国歌斉唱で流した涙の理由、安英学が三カ国の狭間で伝えたい想い、在日選手初のJリーグ主将・梁勇基の決意。