僕が初めて祖国の代表に選ばれたのは2002年。
それからだいぶ長い年月が経った。
色んな国に行き、色んな人と出会い、色んな事を経験し、たくさんの事を学んだ。
感謝の気持ちでいっぱいだ。
今年33歳になる僕が今もワールドカップを目指せることをありがたく思う。
しかもサッカー王国ブラジルで開催されるワールドカップを。

 

サッカー選手として特に優れた才能を持っている訳ではない僕が、今もプロのサッカー選手として夢を追い続けられるのは、どんなときも諦めずに前を向いてやってきたからだと思う。
そしてそれができたのは常に僕を支えてくれた人たちがいたからだ。
家族や友人をはじめ、どんなときも僕を応援し信じ続けてくれた人たち。
僕が怪我をして動けなかったときも再びファイティングポーズをとれるように力を届けてくれたり、試合に出ていなくてもスタジアムに僕の横断幕を掲げてくれたり、「信じてますから」と僕以上に僕の事を信じて待ってくれた人たち。

挫けそうなときいつも支えてくれた。
苦しいときいつも歯を食いしばらせてくれた。
下を向きかけたとき前を向けるように横断幕を掲げてくれた。

ブラジルへの道のりは決して平坦ではないけれど魂と感謝の気持ちを胸に進んでいきたい。
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