サッカー元日本代表選手の藤田俊哉さんが、横浜にある朝鮮学校に来てサッカー部の指導をしてくれました。
僕と俊哉さんは、2005年に名古屋グランパスで共にプレーした仲間です。
俊哉さんは僕が学生の時から、Jリーグや日本代表で活躍していた憧れの選手であり、別世界の存在でした。
ただ、僕も夢を持ってサッカーに打ち込んで来たおかげでそのような人と対戦したり、チームメートとして共に戦う事ができました。
チームを離れた後も、俊哉さんは「ヨンハ元気か?」とたまに連絡をくれました。
俊哉さんの引退試合の時も「ヨンハ、出てくれよ!」と声をかけてくれましたし、いまでもフットサルのイベントに毎年誘ってくれます。
そんな俊哉さんから、いま日本に帰ってきていると連絡をもらいお会いした時に「夢に向かって本気でサッカーに取り組んでいる後輩たちに一度指導をしていただけませんか?」とお願いしました。
「いいよ!」と二つ返事でこのような機会が実現しました。
ボールコントロールとポゼッションの指導をしてもらったのですが、短時間でどんどん上手くなっていく生徒たちの様子を見て、生徒たちよりもむしろ僕たち指導陣の方が学ぶ事が多かったです。
練習後には、サッカー部全員に激励の言葉とこんな事を伝えてくれました。
「今日みんなと会って一緒にサッカーもして俺たちはもう友だちだ。今後どこかで会ったら声かけるからよろしくね。もし俺が忘れていたら声かけてくれよ!」
宝物のような時間をプレゼントしてくれた俊哉さんに、いま一度心から感謝します。
色紙に書いてくれた言葉を胸に、チーム一丸となってこれからも大きな夢に向かって進んでいきたいと思います。